合板一覧

丁々発止

合板構成 5枚合板
表板 ウォルナット 0.5mm
添え板 アユース 0.6mm
芯材 イチョウ 3.6mm
合計 5.9mm±0.1mm

5枚合板=コントロール
弾む木材ラケット=硬くて重い
という印象があるかと思いますが、
丁々発止はしなやかでよく飛ぶ
イチョウを芯材に採用しているので、
しなやか × 弾む × 適度な重さ となり、
コントロール性能を犠牲にせず
弾みと回転性能を確保した
バランスの良いラケットです

バランス型・万能型というと退屈なイメージもありますが、
丁々発止は決して面白くないラケットではありません。
“丁々発止”は音を立てて激しく打ち合う様子を
示した四字熟語です。
卓球の楽しさはラリー戦にこそあるという方には
きっとこのラケットが良いパートナーになるはずです。

開発者からの一言

イチョウの木はどこにでも生えている街路樹のイメージがありますが、ラケット用途に使うイチョウという意味では、その使途に合う水準の木材自体は少ないです。なぜならば、街路樹として植えられているイチョウは電線などにかからないように一定以上の大きさになるとバッサリと切られ、その結果切られた枝になるはずのところは全て節になります。他の全てのラケットメーカーはイチョウが多く流通してないことから芯材には使いませんが、弊社は多くの銘木市場での直仕入れを行えるので、芯材に使うことが出来ます。

¥16,500-(税込)

砲煙弾雨

合板構成 7枚合板(5+2)
表板 ウォルナット 0.5mm
添え板 サラマンドファイバー 0.25mm
添え板 スプルース 0.2mm
芯材 イチョウ 3.6mm
合計 5.65mm±0.1mm

“砲煙弾雨”は丁々発止の進化版です。
サラマンドファイバーをアウターに配置し、
低い入力での弾みが向上しました。
上級者同士のラリーでは少しのボールの
浮きが致命傷になることも多く、
アウターに特殊素材を配置することで、弧線を少し抑えました。
弾みと無駄な弧線が少なくなったことで
一撃の攻撃力や後陣適正が大幅にアップしました。

ここまで飛びが大幅強化されたラケットなのにもかかわらず
イチョウの異次元のしなりは使いやすさを損なわせていません。
ここでもイチョウにこだわるのは、
“全ての卓球用具はコントローラブルでなければいけない”
という弊社の理念にあります。

開発者からの一言

サラマンドファイバーは、実は古くから卓球界で使われた実績のある木質系ファイバー素材です。
使用用途が現在とは全く違ったのでどのメーカーも着目はしていませんでしたが、現在他社から出ている新開発の木質系ファイバーと比べても十分に使用に足る性能が出ています。
そこにスプルースの0.2mm超薄突板を組み合わせることで接着剤の浸透性を上げて、より高級感のある打球感になっています。
イチョウ、サラマンドファイバー、超薄スプルース、どれをとっても他のメーカーでは真似できない企業努力の結晶です。

¥19,800-(税込)

天衣無縫

合板構成 9枚合板
表板 Hスプルース 0.6mm
添え板 アユース 0.6mm
添え板 アユース 0.6mm
添え板 ウォルナット 0.5mm
芯材 Hスプルース1.2mm
合計 6.0mm±0.1mm

天衣無縫は、丁々発止と対になる存在として生まれた合板です。
9枚合板というと堅いイメージもありますが、天衣無縫は中心から表面にかけて段々と柔らかくなるように設計されています。
それが生み出すのは無段階な弧線。
弾いたときは真っすぐ、かけたときは弧線的に、
その一見相反する矛盾に見える性能を兼ね備えた合板は、
表・粒高などの異質ユーザーからテンションユーザーまで
幅広く受け入れるだけの度量の大きさを持っています。

丁々発止の路線とは対照的ですが、弊社が目指す道はいつも同じ。
“全ての卓球用具はコントローラブルでなければならない”
この合板もそれに漏れることなく、あなたに対して誠実です。
安心して沢山の我儘を押し付けてください。
この合板はきっとそれに応えます。

開発者からの一言

ヘムロックスプルースやアユースは創業100年を超える木材の老舗によって、弊社の要求に完璧に応える目利きがなされています。
それがなければ、弊社でも高いグレードの建築材料になっているヘムロックスプルースを使用する事はなかったでしょう。
これを始めて取り扱ったときに板剥がれの問題が起きてしまい暗礁に乗り上げかけましたが、その時にコーティングを見直した結果、現在のPS小川真央にも搭載されているウレタンニスコーティングの技術を確立することができました。

¥16,500-(税込)

水天一碧

開発中

一竿風月

合板構成 5枚合板
表板 ロイヤルウッド 0.5mm
添え板 カリビアンパイン 0.6mm
芯材 アユース 3.5mm
合計 5.8mm±0.1mm

一竿風月とは、俗世を離れて悠々自適に暮らすという意味です。
想像して下さい。川辺で一竿の釣り竿を持って時間にもお金にも縛られずに悠長の日々を送ることを。
多くのエンジョイユーザーはこのラケットを使って一生迷うことなく卓球ライフを全うできるでしょう。
丁々発止程は柔らかくない、天衣無縫ほどは堅くない、
他の弊社の合板に比べると弾むわけではないですが、
普通の5枚合板と比べると弾みはむしろあるほうです。

その全くもって標準的な性能は、ラバーの試打にもぴったりです。
表・粒・アンチ・粘着・テンションそれらの動きを全く邪魔することのないラケットとして、異質ユーザーにも多く受け入れられるでしょう。

開発者からの一言

超厚突ができる縦型スライサーで突かれた3.5mmのアユースは、帯鋸プレナー仕上げのアユースに比べ、20%軽量です。(当社比)
カリビアンパインはカリブ海の激しい潮風に晒されながらも耐え続けられたオイルたっぷりの板です。60年間もの間長期熟成保存されたのにもかかわらず通常のパインに比べて非常にオイリーです。
個人として2年、会社として1年、計3年追い求めたパインを皆様の手元にお送りできることを光栄に思います。

¥11,000-(税込)

Tachyon

開発中

合板性能一覧表

ブレード形状

スクエアブレード・ラウンドブレード

スクエアブレード

もっとストップを切りたい
もっとループドライブをかけたい
もっとサーブで点数をとりたい
もっと・・・もっと・・・あなたの
『もっと』をもっと叶えたい。
そんな想いで生み出されたブレード形状が
スクエアブレードです。

158×151mmと扱いやすいブレードサイズに抑えました。
更に、ブレード形状の強みを生かして
ガンタイプも用意しました。

こんな人におすすめ!

少しだけ四角くて少しだけ縦に長いブレード形状は、
今までにあまりない形ですが
これからスタンダードになるでしょう。
そして少しの違いでもラケット全体に及ぼす影響は大きく、
アクティブな技術の回転や威力を上げるのを手伝ってくれます。
攻め続けて得点していく、どれだけ取られても攻めていく、
そういう勝気なプレースタイルの選手におすすめです。


スクエアブレード・ラウンドブレード

ラウンドブレード

ドライブもブロックも
ストップも下回転打ちも
カットもスマッシュも
コントロールもスピードもどんな技術も
バランスよくこなしたい、
でも威力は犠牲にしたくない。
欲張りなあなたのためのブレード形状が
ラウンドブレードです。

157×152mmと一般的なラケットより少し幅広に。
フレアとアナトミックは少し特徴的な形状ですが、
欲張りなあなたにはきっとぴったりです。

こんな人におすすめ!

一般的な丸いシェークブレードに見えますが、
横幅を少しだけ大きくしました。
ほんの少しの違いに見えますが、この工夫により
守備的な技術の安定感が極めて良くなりました。
ブレードサイズを大きくしたくない守備的な技術を
メインとする選手に、とにかく技術を安定させたい人に、
幅広い人におすすめです。


クラウドブレード・ビビッドブレード

ビビッドブレード

あとちょっと軽かったらいいのに
あとちょっと細かったら振れるのに
球がもう少し切れてたら打たれないのに
球がもう少し短かったら入るのに

あれもこれもとは言わないけれど、
これだけは叶えたい。
子供や女性のだったらいいなを実現するのが
ビビッドブレードです。

151×155と小さくまとまったブレードと
大きなサポート部が特徴です。
そして欲張らないあなたには、
きっちり手に収まる感動をお届けします。

こんな人におすすめ!

このブレード形状はラケットを縦に使う人専用に開発されています。
本来ラケットの面に直行する方向にラケットを動かし続けるとラケットが折れるリスクが高いのですが、このラケットはサポート部が大きくせり出しているのでそのリスクを最小限に抑えることが出来ます。
ブレード面も小さく軽量を意識しているので、10歳~15歳の子供や女性におすすめです。


クラウドブレード・ビビッドブレード

クラウドブレード(中国式ペン)

横を取った強烈な弧線のフォアドライブ
中ペン特有の強烈なショート・プッシュ
自由度の高い台上

中ペンの”自由度”を妨げない、
そのためにグリップ形状を”自由”に選べる
カスタマイズ性の高いブレード形状が
クラウドブレードです。

コニック5種類
ストレート5種類
フレア4種類
それぞれに互換性があり組み合わせ自由です。
オーダー専門ラケットメーカーの弊社だからこそできた
(ほとんど)セミオーダーのラケットで自由な握りを手に入れてください

こんな人におすすめ!

今までの中国式を使っていたユーザーのみならず、日本式を使っていたユーザーにも受け入れられる新提案のサドルや、少しだけチャンファーがひっかるカマボコなど、痒い所に手が届くグリップの数々は、小川真央選手が弊社と契約して以来徐々に増えていきました。
今まさにグリップで悩んでいる中ペンユーザーにおすすめです。

ラケット作りのこだわり

4つの”しない”宣言!

1.ブレードに印刷はしない


・ブレード面に印刷を行うと塗料部分の接着剤の乗りが悪くなり、その部分のみラバーが剥がれやすくなる。
・OXラバーを貼った時に印刷が透ける為、試合で使用できなくなる。
・印刷をすることによってラケットのコストアップになる。

以上の事から弊社のラケットのブレード表面には印刷はありません。

2.グリップの染色はしない


・染色によって木材の強度が落ちる。(研究結果が発表されております)
・染色をすることによってグリップのコストアップになる。

以上の事から弊社のグリップには染色処理はされていません。

3.グリップレンズは付けない


・表裏のグリップレンズのサイズ差によりラケット表裏の重量のアンバランスが生じる。
・グリップレンズがあることで滑りやすくなる。
・グリップに加工を加えることによりグリップの強度が落ちる。
・グリップにレンズを付ける加工やグリップレンズが必要になりコストアップになる。

以上の事から弊社のラケットにはグリップレンズはありません。→ デザインはレーザー刻印にて対応しております。

4.グリップ部の中抜きはしない


・ブレード・グリップに加工を加えることによりラケットの強度が落ちる。
・重心を先端重心にするのであればグリップの木材を選択することによって再現が可能。
・ブレード・グリップに加工をすることになりコストアップになる。

以上の事から弊社のラケットに中抜き加工はしておりません。

カタログ一覧

特注ラケット製作事例

≪製作事例1≫
【穴無しタイプのハンドソウFL】
穴無しタイプのハンドソウFL
穴無しタイプのハンドソウFL

この事例は弊社提携チームのパラアスリートチーム”ファンタジスタ”の方に依頼されて作ったものです。
障害のあるクラスの卓球プレーヤーはそれぞれの手の大きさはもちろん、障害の程度も個人差があるので
このような特注ラケットのシステムを活用した場合、恩恵を受けやすくなっています。

弊社標準タイプのスクエアブレードZXグリップをベースに
 グリップトップを31×26mm
 グリップエンドを38×30mm
上記のかなり太めの100mmのFL型の先端を150mmまで延長しました。
更にブレードサイドとの一体感を出す為にグリップトップ・エンドにカーブに設定したモデルです。
試作品として作ったモデルだと親指の関節が手に干渉したので、ちょうど親指サイズのフォローホールを付けました。

車椅子に座ってのプレイでは弾くプレイが多くなるので、合板には弊社標準合板の天衣無縫を採用しました。
本写真には日本卓球協会公認の刻印がありませんが、手指に障害があるクラスではグリップテープを巻いてから使用することが多いので、
グリップテープを巻いて頂いてから刻印を押しました。日本卓球協会公認ラケットなので国内の試合でも使って頂けます。

製作事例2≫
【最重量クラスの中ペン】

このラケットは中ペン最重量クラスのラケットを目指して作ったラケットです。
合板の設計から最重量にするために見直し、以下のような合板構成にしました。

1+5ローズウッド
2+4ヘムロックスプルース
3カリビアンパイン


ローズウッドは2017年にワシントン条約によって輸出入に規制がかかって以来、
入手が困難になってしまいました。
弊社では貴重な木材を多数保有しており、今回のような変わった条件のラケットに対しても
このような提案が出来ました。
芯材に使われているカリビアンパインも日本にほぼ流通しておらず、40年前の木材を仕入れました。

グリップには熟成ヒノキを使用し、より高級感を追求しました。
肝心の重量は123gと最重量クラスに仕上がりました。
使用者の方はこれに両面中国製粘着ラバーを貼るようで、総重量は250gほどになったそうです。