久々に自分の為にラケット作りました。

こんにちは、自分の好きなタスクをしていると俄然テンションがあがる店長です。
店長って実は生まれたときは左利きなんですよね。
おばあちゃんが書道の先生をしていたので、右に矯正されたそうですが、
右でごはん食べ始めたのは何歳か覚えていませんが、結構お箸を持つのに時間がかかったそうです。

ふと、左でもご飯食べてみようと思って始めるとだいたい1週間もかからずコツを掴んだんですよね。
本来左利きの人が右に矯正されることで微妙な体のバランスをもしかしたら崩してるのかもしれません。

なんでこんな話題からかというと、
実は店長、右シェーク裏反から右シェーク裏裏を経て、最近は左ペン表裏に挑戦しています。
最近思うように練習時間もとれてなかったのですが、製作を続ける過程でやはり考えることは必要なので、
ずっと卓球の事を考えて悶々としていました。
で、昨日久々に時間が取れたという事で3~4時間打ってたんですよね。
やっと打法やグリップが安定してきたばっかりですが、右手さんや4スタンス理論で教わった軸の作り方や軸の移動などの知識を駆使してやっとマシに打てるようになってきました。

で、ラージも始めたので、せっかくならと左ペン用のラージラケットを作ってみました。
なんやかんやかなり苦労したので、日ペン製作のログとしてブログの記事にすることにしました。
それでは本編です。

見て、普通にラケットじゃない?

まずは写真からです。
実は2009年に発覚したギリシャ危機からの金融破綻により、天然コルクの生産がかなり少なくなっています。
元々コルク大国だったギリシャが倒れたのだからまぁ当然といえば当然ですね。
グリップ部のコルクはダーカーさんのコルクを取り寄せてそれを使っています。
ベース部のコルクは合成コルクです。少しダサい・・・。

次にブレードシェイプに触れたいと思います。

なにやら見おぼえのある形状

ピンときたかたも多いかもしれません。
シェープには昔の日本製だった時のTSPのバーミンガム77をベースに横幅を拡張して更に先端重心にしてみました。
ベースの面影が少し残ってるので、気づく方は気づくかもしれませんね。

裏面もちゃんと塗装しましたよ。

コルクでかすぎた・・・・・

日ペンの裏のコルク貼るの初めてだったので許して下さい( ;∀;)
小さいよりはいいですよね?
裏面のコルクの丸の形状は、最初に作ったラケットのブレード形状のうちの一つが扇型だったので、
それの丸の形状をプロットしました。
シェークのラケットがあればだれでもこんな感じに加工できると思います。
そして、塗装。。。。。
長いし誰も興味ないと思うので順番だけ書きます。
①ウレタン系水性サンディングシーラー
②アクリル・シリコン系ガッシュ
③シリコン系ラッカー塗料×8
④アクリル系サーフェイサー×2
⑤アクリル系艶消しクリア塗装×2

こんな感じですね。そしてすべての作業の前後にやすり掛けが入ります。
やってみて思ったのは、ラッカー塗料は塗膜が薄いのでガッシュを2,3回しとけばよかったってことですね。
あと、最初にラッカー塗装塗った時に失敗しています。恐らくガッシュがラッカーを弾いたせいです。
プライマーを塗装しなければなりませんでした。。。。これはかなり大きな失敗で完成度に大きく影響を及ぼしました。
クリア塗装とサーフェイサーに選んだものがかなり隠ぺい力が強かったので、サーフェイサー系だけでも恐らく塗装出来ますね。
こうして自分のラケットを作ることで、お客様に依頼されたものは完成度を高めていけます。
クリア塗装の隠ぺい力と艶消しが良い感じなので最後にその写真を載せて終わります。

うーん、この高級感のある艶消しはたまらん。

写真ではあまり写ってませんがかなり高級感のある黒です。写真は時に真実を写し出さないのです。
塗装やコルクなどの道具は店舗に来てもらった方にはお教えしますので、参考にしたい方は是非店舗まで。

今日もラケットを見つめながら(卓球できないので)悶々としながらお客様のご来店をお待ちしております。
私に少しでもダメージを与えたい方は大会や練習の話をしに来てくださいね。

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